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ナパで最高落札額記録 『オズ』つながりの「スケアクロウ」 青木冨美子

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ナパで最高落札額記録 『オズ』つながりの「スケアクロウ」 青木冨美子

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“スケアクロウ2011”と来日したブレット・ロペス&ミミ・デブラシオ_オーナーご夫妻=2014年5月13日(青木冨美子さん撮影)  【ワインのこころ】

 今年2月、米カリフォルニアのプレミアム・ナパ・バレー・オークションで“スケアクロウ”という名の赤ワインが1ロット(60本)26万ドルで落札されました。1本あたり約44万円、ナパのオークション史上最高の落札額になります。

 ワインは銘醸地ナパ・バレーにあるJ・J・コーン・エステートのカベルネ・ソーヴィニヨン(CS)100%で、オークション用ワインは1945年に植えたオールド・マンと呼ばれる古樹からとれたぶどうだけを使っています。

 5月半ば、話題のワインを試飲するチャンスに恵まれました。オーナーのブレット・ロペス&ミミ・デブラシオご夫妻=写真=が初来日し、インタビューすることができたからです。元商業カメラマンだったロペス氏のセンスを感じるラベルデザイン。そこにはスケアクロウ(かかし)のイラストだけが描かれ、首の部分にはわらが! “かかし”は農業の象徴で、守護神さながらに畑を見まわしている存在です。

 そして、このアイコンの元になっているのが映画『オズの魔法使』に登場する“スケアクロウ”。オズはロペス氏の祖父J・J・コーン氏が映画会社MGMのプロダクション・チーフだったときに制作した作品で、ワイン名は祖父へのオマージュ。

 味わうのに最適なのは「抜栓から7~8時間、24時間後でも良いくらいです」とロペス氏。時の流れとともにグラスのなかでさまざまな表情を見せてくれた希少価値の“スケアクロウ”でした。(ワインジャーナリスト 青木冨美子/SANKEI EXPRESS

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