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ブラジルW杯 おしゃれに気分盛り上げる アディダス

 連日の盛り上がりを見せるサッカー・ワールドカップ(W杯)ブラジル大会。1次リーグも佳境に入り、決勝トーナメントへと駒を進めるチームが出そろってきた。街では日本代表のサムライブルーのユニホームを着たサポーターをよく見かけるが、ユニホームではなくてW杯気分を盛り上げるおしゃれをしたい人もいるのでは。そこで、ナイキと人気を二分するドイツのスポーツ用品メーカー「アディダス」のW杯ファッションを探ってみた。

 日本代表のユニホームの右胸にそのロゴが入っていることからもわかるように、W杯出場32カ国中、日本をはじめ9カ国がアディダスの後援を受ける。また、1970年W杯メキシコ大会から、12大会にわたって公式球を提供するというからW杯との付き合いは長い。

 地元ブランドとコラボ

 メンズブランドのイメージの強いアディダスだが、ウィメンズは数年前から海外のストリート系ブランドとコラボレーションして存在感を増しており、春シーズンにはイギリスを代表するストリート ファッションブランド「Top shop(トップショップ)」と組み、サテンパンツやTシャツなど計20アイテムを売り出した。カジュアルかつスポーティーな要素に、トップショップの持つセクシーさがミックスされ、またたく間に品切れになったという。

 そして今夏は、W杯開催国、ブラジルのファッションブランド「ザ・ファーム・カンパニー」とコラボ。すでに5月中旬からトラックトップやタンクトップ、Tシャツなど女性向けアイテムを展開している。

 極彩色、3本線

 メーンとなるのは、南国の動植物が万華鏡のように反復する大胆なグラフィックの色鮮やかなプリント。現地で「トゥカーノ」と呼ばれるブラジルの国鳥オオハシや極彩色の花、果物など4種類の柄がある。アディダスジャパンの的場美和さんは、「上下そろえてもいいですが、1アイテムだけ取り入れて日頃のファッションのアクセントにする着こなしがお薦めです」と話す。

 トラックトップと半袖Tシャツの肩にはアディダスのシンボルマーク「スリーストライプス(3本線)」が入り、ショートパンツはサイドにスリットを入れてフェミニンな仕上がりになっている。ビーチはもちろん、街着として活躍しそうだ。ちなみに店舗販売開始の先月(5月)16日には、東京・新宿の「アディダス ブランドコアストア 新宿」に約30人の列ができる人気だったという。ザ・ファーム・カンパニーとのコラボは秋冬も続くという。

 定番!国旗のサンダル

 こうしたスポーツファッションにぴったりの足元は、アディダス オリジナルス春夏モデルのアイテムのひとつ、細身のスニーカー「リレースロー」。1980年代初期に製造販売され人気を集めたスニーカーのシリーズ「アドリア」を現代的なシルエットにアレンジしたモデルで、太いひもがリボンのようにあしらわれていて女性のハートをキャッチしそう。デニム生地で色はライトブルー、ダークブルーなど全5色ある。ひもはスペアを含め2色付いており、その日のコーディネートや気分で変えることができる。また、スポーツ選手がロッカールームで使用して広まったというサンダル「アディレッタ」も夏の定番。今夏は国旗がモチーフ。サイズは22.5~29.5センチと幅広く揃うが、日の丸がないのはちょっぴり残念!?

 派手なモチーフも

 一方、アディダスのストリートスポーツウエアブランド「アディダス オリジナルス」のW杯コレクションも、その独特のデザインで注目を集める。W杯出場国の国旗や国獣、シンボルカラーなどをモチーフにしたTシャツやトレーナー、スニーカーを展開。開催国ブラジルの国獣ヒョウ、ドイツの国鳥ワシが前身ごろ全面にプリントされたトレーナーなどは迫力満点。メキシコは一風変わっていて、11月1、2の国の祝日「死者の日」にちなんでドクロのグラフィックだ。

 普段のイメージを少し離れて、派手な色や柄に挑戦できるのは、夏だからこそ。ブラジルW杯をファッションでも楽しんでみよう!(田中幸美(さちみ)、写真も/SANKEI EXPRESS

アディダス ブランドコアストア新宿

東京都新宿区新宿3の27の4 (電)03・5360・6650。営業時間:午前11時~午後10時

アディダス オリジナルスショップ原宿 東京都渋谷区原宿神宮前6の14の7MEビル。(電)03・5464・5580。営業時間:正午~午後8時

 全国の「アディダス ブランドコアストア」「アディダス オリジナルスショップ」のほか、「アディダス ジャパン」の公式ホームページのオンラインショップでも購入できる。adidas.jp

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