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【笑顔泥棒~ガールズフォト講座】花火撮影のコツ
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撮影するときは、垂直水平をしっかりと頭に描いてください。この花火大会の場合は水平線が見える海での打ち上げになりますので、水平線を真っすぐにすることが構図のポイントになります=2013年12月8日(須藤夕子さん撮影) 梅雨が明けると、いよいよ夏本番、花火撮影の季節がやってきます。難しいのではないかと思われがちな花火撮影ですが、三脚とちょっとしたコツをつかめば、簡単にコンパクトカメラでも撮影できます。ぜひ今年の夏は花火撮影を目的に各地を旅行してみてはいかがでしょうか?
≪大事なポイント選び三脚付けた人の横へ≫
花火の撮影で一番大切なことは、なんといっても場所選びと場所取りです。いいポイントには必ず三脚にカメラを付けた人が数人いますので、その横でまずは撮ってみると良いでしょう。三脚はカメラの重さにもよりますが、軽い三脚を使用すると倒れたり、ブレたりするので三脚を購入する際は自分のカメラの重さによって選んでください。
撮影するときは、垂直水平をしっかりと頭に描いてください。この花火大会の場合は水平線が見える海での打ち上げになりますので、水平線を真っすぐにすることが構図のポイントになります。水面の写り込みが美しい場合は、水面を入れると良いでしょう。
このカメラは色表現が多彩なことが特徴の一つです。色表現をセレクトすることで撮影者のイメージに近い色が再現できます。この作品は「雅MIYABI」モードで撮影しました。発色がビビッドで、幻想的なまさに夜に舞う花をイメージできる色合いでした。
・カメラ PENTAX K-3
・絞り F4
・シャッタースピード 1/13
・ISO 100
・K-3 カスタムイメージ 雅(鮮やか、ナチュラル、人物、風景、雅MIYABI、ポップチューン、ほのか、銀残し、リバーサルフィルム、モノトーン、クロスプロセスから選択)
≪絞りを絞って星のように≫
手前の街頭は脇役になるのですが、ただ光っているよりも星のように輝くと良いと思いました。絞りを絞る(数字を大きくする)ことで光の筋が多くなり、星のようになります。
・カメラ Canon 1DX
・絞り F16
・シャッタースピード 16秒
・ISO 100
≪ズームレンズの使用がおすすめ≫
三脚を使用するのですから、暗い場所だからといって感度を高くする必要はありません。クオリティーの良いISO100で撮影しました。
こちらはヤシの木の花火ですね。このように上がってみないと分からないのですが、花火の玉が上がっていく筋をよく観察して、構図を瞬時に決めます。ズームレンズの方が臨機応変に撮影できるのでズームレンズを使用するか、2台以上のカメラを使うことをおすすめします。
・カメラ PENTAX K-3
・絞り F4
・シャッタースピード 1/13
・ISO 100
・K-3 カスタムイメージ 雅
≪明るすぎたら専用ソフトで修正≫
逗子の花火大会です。左は明るすぎてしまいました。パソコンで修正したのが右になります。夜の真っ暗な闇の中に花が咲く姿が美しいのですから、黒があまり明るすぎてしまっては眠たい写真になってしまいます。失敗したらカメラに付いている専用ソフトやフォトショップなどで修正すると良いでしょう。
・カメラ Canon 1DX
・絞り F8
・シャッタースピード 10秒
・ISO 100
≪花火職人の演出構成を予想≫
まずはある程度の花火の上がる位置が把握できたら三脚を固定します。
写真を撮影するときには、明るすぎたり暗すぎたりする場合や、画角に収まりきらない時もありますが、ここでは「予想力」が大切になってきます。花火職人は花火の魅力を最大限に引き出すよう演出構成を考えて打ち上げています。撮影する側も職人の気持ちを考えながら撮影すると良い作品が撮れるでしょう。
・カメラ PENTAX K-3
・絞り F4
・シャッタースピード 1/13
・ISO 100
・K-3 カスタムイメージ 雅
≪作品お待ちしております!≫
カメラ女子の力作を募集します(男性もOK)。テーマは自由です。Facebookの「笑顔泥棒写真倶楽部」では無料で写真添削をしています。投稿写真の中で良い作品は、こちらの読者コーナーで発表されます!
投稿写真はメールでも受け付けます。作品名▽氏名(希望者はハンドルネーム)▽住所▽電話番号▽職業▽使用カメラ機種▽撮影場所▽撮影日-を記載。
投稿お待ちしています! アドレス ex-camera@sankei.co.jp
7月19日テーブルフォト講座生徒募集中。辻堂カルチャーセンター (電)466・31・0411