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「食べる幸せ」届けるサークル(上) レシピや食品開発 企業ともコラボ
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お茶の水女子大学の学生有志による公認サークル「Ochas」(オチャス)は、“食べる幸せを届ける”をテーマに、オリジナル食品の開発や食に関するイベントへの参加などさまざまな活動を行っている。現在7チームで構成され、他団体や飲食店、企業とコラボレーションするなど、大学から飛び出し活動の場をどんどん広げている。副代表を務める広瀬悠さん(21)が、食べることに情熱を注ぐOchasでの取り組みをリポートする。
□今週のリポーター お茶の水女子大 「Ochas」副代表 広瀬悠さん
お茶の水女子大学公認サークル「Ochas」は、2006年に当時3年生だった食物栄養学科1期生が「授業で学習したことを実践に移す場がほしい!」と考え、立ち上げた。現在は食物栄養学科の学生がほぼ全員加入し、他学科の学生も合わせて約150人が所属する学内最大のサークルになった。発足10年目に向け、「実践」に加えて「発信」に重点を置き、さらなる飛躍を目指している。
「食」が持つ機能としては、「栄養」「おいしさ」「生体調節」の3つがあるといわれている。Ochasは、さらに4次機能として「心理的効果」を加えた。
「うれしい!」「楽しい!」「おいしい!」。こうしたプラスの感情は私たちに大きな影響を及ぼす。食べることを通じて、プラスの感情を多くの人に感じてほしい、そんな思いで活動を行っている。
食の4次機能を分かりやすくした言葉が、Ochasが掲げている「食べる幸せ」だ。
大所帯となったOchasは現在、7チームに分かれて活動している。「スイーツ」チームは、野菜やヘルシーな食材を使ったスイーツのレシピを開発。「ナーサリー」チームは、おやつを通じた保育ボランティアを中心に活動。「食プレ」チームは毎週、食に関するプレゼンテーションを行っている。
「お茶づくり」チームは、“お茶大のお茶”の開発・販売を手がけ、「ファーム」チームは、大学構内で野菜を育て、果実酒を作っている。
「インターナショナル」チームでは、途上国の飢餓・貧困問題と先進国の飽食問題の両方の解決を同時に目指す「テーブル・フォー・ツー(Table For Two:TFT)」活動を展開。「おみやげ」チームは、主に学園祭で販売する商品の開発を行っている。
どのチームも経験を重ね、活動のクオリティーは高まっている。「お茶づくり」チームは、鹿児島県の日本茶製造・販売会社「下堂園」と共同で毎年、新しい「レシピ茶」を開発してきた。
「インターナショナル」チームのTFT活動では、お茶大生協マルシェと協力。考案したヘルシーメニューを食べると、1食につき開発途上国の給食1食分にあたる20円が寄付される仕組みを導入し、アフリカの子供たちに給食を届けている。
「おみやげ」チームでは、洋菓子の不二家の新業態店舗である「OTOWA FUJIYA」とコラボレーションして、おみやげスイーツを開発することが決定。11月に行われるお茶の水女子大学の学園祭「徽音祭(きいんさい)」で売り出す予定だ。
Ochasは今年5月に、新宿高島屋で行われた、“大学発の食品”を紹介・販売する「大学は美味しい!!」フェアにも参加。お茶づくりチームが和洋折衷をテーマに開発した「ハーブ&ほうじ茶」など3種類のレシピ茶や、おみやげチームが開発したどらやき「ときわこまち」と「お茶とお豆のパウンドケーキ」を販売した。
Ochasの活動は学内向けから学外向けへとどんどん広がっている。Facebook(フェイスブック)やオフィシャルブログを通じて情報発信も積極的に行っている。
Ochasがお届けする「食べる幸せ」にこれからも注目してほしい。(今週のリポーター:お茶の水女子大 「Ochas」副代表 広瀬悠/SANKEI EXPRESS)