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下積み20年…ぐんまちゃんに栄冠 ゆるキャラグランプリ 「正統派」に脚光

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下積み20年…ぐんまちゃんに栄冠 ゆるキャラグランプリ 「正統派」に脚光

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ゆるキャラグランプリで優勝した「ぐんまちゃん」(中央)、2位の「ふっかちゃん」(右)、3位の「みきゃん」=2014年11月3日午後、愛知県常滑市(共同)  ご当地キャラクターの人気を競う「ゆるキャラグランプリ2014inあいちセントレア」の投票結果が3日、中部空港の会場で発表され、群馬県の「ぐんまちゃん」が優勝した。今年で誕生から20年。「くまモン」よりも断然先輩のベテランで、「ふなっしー」ら奇抜なキャラが人気を集めるなか、かわいらしさをウリにした正統派。長い下積み時代を経てついに脚光を浴びた。

 「みなさんの応援のおかげ」

 「優勝できたのはたくさんのみなさんに応援していただいたおかげだよ。とてもうれしいよ」。昨年まで2年連続3位だったぐんまちゃんは、通訳の県職員を通じて喜びを語った。

 ゆるキャラグランプリは今年で4回目。過去最多となる1699体がエントリーし会場には決選投票期間の3日間で計約300体が集まった。2位は埼玉県深谷市の「ふっかちゃん」、3位は愛媛県の「みきゃん」だった。

 ぐんまちゃんは1994年に県で開催された「ゆうあいピック(全国知的障害者スポーツ大会)」のマスコットとして誕生。当時は「ゆうあい」と「ぐんま」を合わせた「ゆうまちゃん」だった。分かりにくいとの声もあるが、群馬だけに「ウマ(ポニー)」をモチーフにしている。

 県外の人にはほとんど知られないまま十数年がすぎたが、2008年に東京・銀座に県のアンテナショップ「ぐんまちゃん家(ち)」が誕生したのを機に、改名に踏み切った。これが転機となり知名度も徐々に上昇。12年からは、県宣伝部長という幹部級の肩書も与えられた。

 ゆるキャラグランプリでは、11年大会で熊本県の「くまモン」が優勝し大ブレーク。12年は「バリィさん」(愛媛県今治市)、13年は「さのまる」(栃木県佐野市)が優勝し、ぐんまちゃんは連続3位だった。

 悲願の優勝に向け、今年はネットによる投票期間前の7月からポスターやチラシを配布するなど、例年よりも早い時期から選挙活動を開始。そのかいもあり、ネット投票では2位に16万ポイント以上の差をつけて1位通過し、今年から導入された来場者による決選投票でも見事に逃げ切った。

 世界遺産に続くニュース

 地域としての好感度の低さが悩みだった群馬県にとって、優勝したぐんまちゃんへの期待は大きい。民間の調査会社「ブランド総合研究所」(東京都港区)が発表する「地域ブランド調査」で、県の魅力度は47都道府県中40番台が定位置。12年は最下位に泣き、富岡製糸場(富岡市)の世界遺産登録で躍進が期待された今年もまさかの46位。それだけに、大沢正明知事は「世界文化遺産登録に続き、県にとって大変うれしいニュース。今後も宣伝部長として活躍してもらい、群馬の魅力を積極的にPRしていく」と喜んだ。

 「たくさんの人に群馬に来てもらって、喜んでもらえるように頑張るよ」。ぐんまちゃんも正統派の“優等生”らしい抱負を語った。(SANKEI EXPRESS

 

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