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洗練されたアラビアンスピリット シャネル 2014/15年クルーズコレクション
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オリエンタルなモザイクと花柄の絶妙なミックスが華やかさを印象づける、4ピースのレイヤードルック。軽やかなシルクジョーゼットのジャケットとスカートには、ゴールドラメのプリントクレープが施されている=2014年5月13日(提供写真)。(C)CHANEL
シャネルが今シーズンのクルーズコレクションの開催地に選んだのは、アラブ首長国連邦の真珠ともいわれるドバイ。亜熱帯気候を背景に世界最高の摩天楼を持つ、中東屈指の世界都市でもある。
シャネルのショーはいつも心ときめく驚きに満ちている。今回の会場はこの日のためだけに砂漠の無人島に建設されたパビリオン。外壁はCCマークをあしらったアラブ独特のマシュラビーヤで装飾され、中には美しいオアシスが広がっている。
コレクション全体に流れているのは洗練されたアラビアンスピリットだ。「伝説、映画、ドラクロワの絵画から1914年のポール ポワレの作品に至るまで、さまざまな影響を受けている」とカール ラガーフェルド。多彩な要素をミックスすることで新しいスタイルを創りだした。
その多くはシガレットパンツやバギーパンツを軸に、手の込んだツイードのスーツやジャケット、幾何学柄のチュニックなどを合わせたレイヤードで表現されている。アラビア風のビッグなバギーパンツも見逃せないアイテム。注目のスポーツ素材ネオプレンのカメリアを飾ったジャケットや、繊細なビーズ刺繍(ししゅう)を施したブラウスなどと組み合わせ、フェミニンな女性美を引き出して見せた。ボリューム感はあるが、実に軽やかに仕上げられているのも特徴だ。
きらびやかな美しさを印象付けるのは弾ける色彩と柄。色は白、黒、ベージュに加え、ブルー、赤、ゴールドが新鮮。柄ではオリエンタルなモザイク柄や幾何学模様、花柄が巧みに融合され、繊細な素材にのせて優雅さを演出した。
三日月のヘッドピースや親指を通して手の甲に付けるハンドジュエリー、ジェリカン(燃料容器)やパール型のバッグ、バブーシュやソールとヒールが光るシューズ。アクセサリーにもウイットに富んだ新しい創造性が息づく。(ファッション・ジャーナリスト 永井友子/SANKEI EXPRESS)