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【民主党代表選】来月18日 細野氏が出馬表明 最大争点 「党再建」か「野党再編」か

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【民主党代表選】来月18日 細野氏が出馬表明 最大争点 「党再建」か「野党再編」か

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代表選立候補を表明する細野豪志(ごうし)元幹事長=2014年12月17日午後、衆院第1議員会館(酒巻俊介撮影)  民主党は17日の両院議員総会で、海江田万里(かいえだ・ばんり)代表(65)の辞任表明に伴う党代表選を来年1月7日告示、1月18日投票の日程で実施することを正式に決定した。党員・サポーターが参加する代表選は2012年9月以来。

 細野豪志(ごうし)元幹事長(43)は17日、国会内で記者団に「私自身が代表選に出馬し、その任に当たるべく挑戦することを決意した」と語り、出馬を明言した。自ら率いる細野派(自誓会)は13人が所属し、立候補に必要な推薦人確保にめどが立ったようだ。細野氏は国会内で前原誠司元外相(52)らと会談し、協力を要請したとみられる。

 前原氏のグループ「凌雲会(りょううんかい)」は都内で会合を開き、代表選への対応を協議。前原氏は会合後、記者団に代表選に出馬するかについて「全く白紙だ。どうすれば本当に党が再生できるのか、自分の役回りは何なのかを考え、相談して決めたい」と述べるにとどめた。

 赤松広隆前衆院副議長(66)を中心とするグループも17日、国会内で会合を開き、独自候補の擁立を目指す方針を確認。岡田克也代表代行(61)は記者団に対し、党内に自身を擁立する動きがあることについて「光栄なことだ」と述べた。

 ≪最大争点 「党再建」か「野党再編」か≫

 日程が決まった民主党代表選。細野元幹事長が出馬を正式に表明し、党内の各グループもキャスチングボートを握ろうと動きを活発化させた。衆院選で党勢回復とならなかった民主党は、あくまで党再建の道を歩むのか、それとも維新の党などとの野党再編にかじを切るのか-。代表選はこの点を最大の争点に行われそうだ。

 前原氏は「白紙」

 17日午後、前原元外相の衆院議員会館の事務所。そこに姿を現したのは細野氏だった。同席したのは細野氏を支持する松本剛明(たけあき)元外相(55)と長島昭久元防衛副大臣(52)。細野氏はすでに前原氏に協力要請をしているが、そのときは前原氏が即答を避けたため、改めて協力を求めたようだ。

 前原、細野、松本、長島の4氏といえば、衆院解散直前の11月19日に海江田(かいえだ)氏に新党結成を求めた面々。前原氏は最終的には細野氏を支援するとの見方が強いが、細野氏の協力要請に対してなかなか首を縦に振ろうとしないのは、グループ内に主戦論があるためだ。

 4者会談に先立ち、前原グループ(凌雲会)は都内の中華料理店で会合を開き対応を協議。約10人が出席する中、渡辺周(しゅう)・元防衛副大臣(53)が「前原氏は出馬すべきだ。そのための凌雲会だ」と述べるなど、約半数が主戦論を唱えた。

 凌雲会としてキャスチングボートを握りたいとの思惑も見え隠れする。前原氏は周囲に「岡田代表代行が出馬するなら(岡田氏への)支持は集まるのではないか」と漏らし、細野氏を牽制(けんせい)する態度もみせる。

 凌雲会の会合後、前原氏は記者団に自らの出馬について「白紙」としたが、その一方で、ふさわしい次期代表像を問われると「一言で言うと、首相になる覚悟のある人だ」と語った。細野氏に高いハードルを突き付けたといえる。

 独自候補擁立も

 大畠章宏前幹事長(67)率いるグループ(素交会(そこうかい))も国会内で会合を開いた。対応は決まらなかったが、事務局長の篠原孝衆院議員(66)は会合後、記者団に「昔の名前ばかりではダメだ」と述べ、新しい顔ぶれで代表選を行うべきだと強調した。

 もっとも、大畠氏は海江田氏に近く、海江田氏は党再建派だった。篠原氏は「党の再建を行い、分裂回避を模索している人(がいい)」とも語っており、海江田氏と同じく党の再建に軸足を置く岡田氏が出馬した場合は、岡田氏の支援に回る可能性は高い。

 赤松前衆院副議長も海江田執行部を支えた一人だが、その赤松グループ(サンクチュアリ)もまずは独自候補の擁立を目指す。これも自らのグループを高く売る狙いがちらつく。参院側には、非労組系の間で羽田(はた)雄一郎参院幹事長(47)を推す動きがある。羽田氏周辺は「推薦人20人はすぐに集まる」と豪語するが、こちらも狙いは同様とみられる。(坂井広志/SANKEI EXPRESS

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