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ハワイ・オアフ島「この木なんの木」 王家の別宅跡 意外に手軽な場所

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ハワイ・オアフ島「この木なんの木」 王家の別宅跡 意外に手軽な場所

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1975年から日立グループのテレビCMに登場した「気になる木」は、誰もが目にしたことがあり、メロディーを口ずさむこどのできる親しみ深い木。樹齢は約130年、高さ25メートル、幅40メートルの巨木=2014年11月18日、米ハワイ州オアフ島の「モアナルア・ガーデンパーク」(鈴木健児撮影)  大地に大きく枝を広げた巨木をバックに「この木なんの木」という歌が流れるテレビCM。懐かしさとともに、誰もがメロディーを口ずさむことができるだろう。1975年から日立製作所をはじめとする日立グループ提供のテレビ番組のCMに使われているもので、曲の正式なタイトルは「日立の樹」。映像や楽曲のアレンジを変えて、現在も放映されている。

 「この木」は米ハワイ州オアフ島のホノルル空港からほど近い「モアナルア・ガーデンパーク」にあった。日本人観光客は帰国する前に、この公園に立ち寄ることが多いようだ。

 公園はもともと、ハワイ王国を建国したカメハメハ王家の所有で、1850年代にカメハメハ5世の別邸として建てられたコテージも残っている。CMの映像では、どれだけ広大な自然の中にたたずんでいるのかと思ったが、実は高速道路沿いの車の走行音も聞こえるような騒がしい場所で、駐車場から歩いてたった2、3分という、手軽な観光スポットなのには驚いた。

 気温30度を超える南国の太陽が照りつけるが、木の下に入るとすっぽりと涼しさに包まれ、癒やされる感覚を覚えた。またその一方で、周囲7メートルの太い幹からは枝が血脈のように巡り、覆いかぶさるような迫力を感じた。

 「日立の樹」と題されたあの曲とあの映像が園内で頭から離れることはなかった。作曲は小林亜星、作詞は「南の島のハメハメハ大王」、かっぱえびせんやサトームセンなどのCMソングで活躍した作詞家、伊藤アキラだという。

 ≪樹齢130年 木陰の迫力と癒やし≫

 「この木」は、モンキーポッドという中南米原産のマメ科の常緑樹。サルがその実を好んで食べることから付いたという。シダに似た形の枝の葉が、日の出とともに開くのが特徴。年に2回、5月と11月頃に花を咲かせるという。高さ25メートル、幅40メートル、樹齢は約130年とされる。

 日立グループは、事業の幅広さや力強さを「大地に根を伸ばし、大きな枝を広げ、花を咲かせて実を結ぶ」モンキーポッドにたとえ、CMに起用したという。

 ハワイ州オアフ島は約1545平方キロ(東京都の約7割)ほどの大きさで、人口は約95万人。そのうちの約15万人が日系人を含む日本人で、島人口の15%強に当たる。日本からは毎年150万人近い旅行者が訪れる。ワイキキビーチ、ゴルフ、ダイヤモンドヘッド、ショッピング、芸能人の年越し…など観光名所やアクティビティー、話題に事欠かない常夏の楽園だ。

 特にワイキキには日本語の看板があふれ、通りを歩くと日本人カップルや親子連れが多く、日本語が日常的に耳に飛び込んでくる。少し歩いただけでも、「ローソン」「丸亀製麺」「リンガーハット」「ドン.キホーテ」など、なじみのチェーン店に次々に遭遇し、日本にいる錯覚さえ起きる。

 最近日本で人気のハワイアンパンケーキやアサイーボウルの専門店には多くの日本人観光客が行列を作っていた。そんな都会の喧噪(けんそう)から少しだけ逃れようと車で30分も走れば、エメラルドグリーンに輝く海や、地元のサーファーがたむろするローカルフードの店に行くこともできる。日本人が大好きな憧れのリゾート地「ワイハ」の中心地から少し離れると新鮮で奥深いハワイが見える。(写真・文:写真報道局 鈴木健児/SANKEI EXPRESS

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