情報発信阻止 SNSでも攻防…「イスラム国」ツイッターアカウント凍結
更新「ズワイガニ」で拡散
イスラム国は昨夏までは、ソーシャルメディア上での活動が比較的容易に行える状態にあった。しかし、イスラム国が米ジャーナリストのジェームズ・フォーリー氏を殺害する場面を写した動画を昨年8月に公開してからは、ツイッターやユーチューブ、交流サイトのフェイスブックは、テロを支援する投稿を特定するためにより厳格なルールを導入した。ただ、支持者らのツイッターのネットワークは、イスラム国のメッセージを短時間で増幅させる機能を担っており、削除し切れないのが現状だ。
また、イスラム国はメッセージを拡散させるために「ボット(自動投稿プログラム)」を多用。日本語での発信も始めている。後藤さんと湯川さんの殺害を予告した1月20日のビデオ声明に関するツイートでは、「ISIS(イスラム国の別称)」以外にも「ズワイガニ」「大寒」「斉藤仁」などといった当日のトレンドを反映したハッシュタグが付けられ、日本のツイッター利用者にイスラム国のメッセージを広めようとする意図的細工がされていた。(SANKEI EXPRESS)



