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さらけだす快感、女優業にずぶずぶと 日本テレビ「結婚に一番近くて遠い女」 イモトアヤコさんインタビュー
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女優イモト、再び-。太眉のキャラクターでおなじみのタレント、イモトアヤコ(29)主演のスペシャルドラマ「結婚に一番近くて遠い女」が、3月6日午後9時から日本テレビ系で放送される。
ドラマ初出演から1年。「29歳のクリスマス」などで知られるベテラン・星田良子(よしこ)監督のもと、イモトは女優としてさらなる成長をみせた。
イモトが演じるのはウエディングプランナーの別府すみれ。容姿にコンプレックスを抱きながらも、いつか自分もウエディングドレスを着る日が来ることを夢みて、カップルの幸せをアシストする毎日を送っている。そこへ、イケメンの新社長(城田優)、さらには新婦としてワケありの整形美女(佐々木希)がやってきて-。大切な人の、そして自分の幸せのために、すみれが全力で走り、叫ぶハートフルコメディーだ。
「やりきったという感じ。楽しいだけの現場ではなかった」と撮影を振り返る。「監督もすごく追い込んでくるので。女優って演じる職業だと思っていたけれど、実は自分をさらけださなきゃいけないのだと気づきました。芸人をやっているときの方が、『珍獣ハンターイモト』を演じているかもしれません」
昨年2月に『最高のおもてなし』でドラマ初主演。8月には三谷幸喜さん作・演出の舞台『君となら』で主人公の妹役を好演した。「経験がない分、全部吸収してやろう!という気持ちでした」
だが、今回の星田監督との出会いを通じて、“女優”という仕事への覚悟を問い直されたという。「監督に『女優業に足を突っ込む覚悟があるのか』と…。精神的にも相当な覚悟がないと、女優はできない」と表情を引き締めながらも、「今回の作品で映像がすごく好きになった」という。
「さらけだす快感といいますか…。カメラマンや照明さんなど、スタッフのみなさんとのギリギリの一体感。監督はOKのとき『アイ!』って叫ぶんですが、その言葉をもらった瞬間は、登山やバンジージャンプよりアドレナリンが出ましたね(笑)。ずぶずぶと女優業にはまっていきそうです」
自身の結婚観も気になる。「普通に結婚して子供もほしいと思っていたんですが、クランクアップ後、監督と酒の席で『女優はハングリーじゃないと。円満な家庭生活なんて送っちゃダメ』と(笑)。あの日以来、結婚が、幸せが怖くなってしまいました…」
女優としても、人間としても、悩み、成長した本作。「1人の女性の生きざまがみっちり詰まっています。ドラマを通じて、『自分の幸せって何だろう』と考えてもらえれば」(SANKEI EXPRESS)