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【相川梨絵のバヌアツ通信】盛大で感動!! 伝統的結婚式

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【相川梨絵のバヌアツ通信】盛大で感動!! 伝統的結婚式

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結婚式を挙げたばかりの新婚さんと記念写真をパチリ。相川梨絵さん(左から6人目)も大感激!=2014年12月27日、バヌアツ・エファテ島タカ村(相川梨絵さん提供)  今回は、バヌアツの伝統的な結婚式をご紹介します。先日、エファテ島のタカ村というところで結婚式を挙げた日本人カップルがいました。村へ到着すると、新郎とお父さん、新婦とお母さんはそれぞれ、別の場所に連れて行かれます。男女分かれて、村人が彼らを装飾していきます。衣装は、草で編んだマットと呼ばれる伝統的なもの。体や顔には、炭でペイント。これは戦士に見立てているのだそうです。

 新婦はカヌーに乗って

 準備が整うと、新婦は、花で彩られたローカルカヌーに乗せられます。そして、海を一周し、この村のビーチへ戻ってくると、ホラ貝の音とともに、村の男たちが一斉にカヌーをめがけてやってきます。その中には新郎もいます。あれよあれよと言う間に、花嫁を御神輿(おみこし)のようなものに乗せてどこかへ連れて行ってしまうのです。

 村の広場まで連れて行かれると、そこで初めて、男どもによる歓迎のダンスが披露されます。新郎もお父さんもそのダンスに加わります。たぶん、ぶっつけ本番でしょうが、見よう見まねで戦士の舞を4つ踊っていました。体のペイントは汗でだらだらに…。そして、歓迎の品々が新婦の元へやってきます。生きた豚、布、ヤムイモ、カバの木、マット。これらは、バヌアツでは最上級のおもてなしの品です。

 その後、新婦、お母さんも加わって、再びダンス。バヌアツのダンスは木の槍(やり)を持って大地を踏みしめる“ウホウホ系”の踊りです。最後は、出席しているお客さんも混ざってみんなで踊りました。

 バナナ食べる儀式

 その後、ビーチにて、結婚のセレモニーがありました。村のチーフによるスピーチのあと、指輪の交換がわりに新郎新婦が1つのバナナを2つに割って食べる儀式が行われました。これからは、何事も2人で分かち合うという意味があるのでしょうか。これで、晴れて夫婦と認められました。

 この後、食事となるのですが、乾杯はバヌアツ伝統名物の「カバ」です。「カバ」とは木の名前で、根っこをすりつぶした液を飲むのですが、これがまずい!! お酒のような抗不安作用があり、お祭りごとや商談の時などには欠かせない飲み物です。しかし、私は、このまずさに耐えられず、一度しか飲んだことがありません。でも、まさか全員で「カバ」で乾杯をするとは…。私はカメラを撮るという理由で、何とかごまかしてカバ乾杯から逃れました。

 お食事は、バヌアツの郷土料理がずらり。すりつぶしたイモをバナナの葉っぱでくるんで蒸し焼きにしたラップラップ。イモやチキンの煮物ブーニャ。そして、先ほど贈られた豚の丸焼き。ラップラップはこの日のために、早朝3時半起きで作ったのだそうです。

 一転して、厳かに

 ワイワイとバヌアツ人、日本人が入り交じっての結婚パーティーも、終わりの時間が近づいてきました。最後は、新郎新婦が民族衣装から自分たちの服に着替えてお別れの儀式です。花嫁を村人全員で囲み、歌いながら村の出口までいざないます。その厳(おごそ)かな雰囲気が、それまでのにぎやかな雰囲気とのギャップで胸にジーンときました。

 新婚さんは、もちろん、今回協力してくれた村の人たちも、日本人がバヌアツで、自分たちのカスタムでウエディングを挙げてくれることをうれしく思うと言ってくれました。出席した私たちも、みんながハッピーで楽しい気持ちになったウエディングでした。

 バヌアツにはたくさんの村があって、その一つ一つでカスタムが全く違います。ウエディングの仕方もしかり。バヌアツで思い出に残るカスタムウエディングはいかがでしょうか!

 ■あいかわ・りえ 1977年東京生まれ、茨城育ち。横浜国立大学卒業後、2000年共同テレビ入社。フジテレビアナウンス室に出向し、フジテレビアナウンサーとして「笑っていいとも!」をはじめバラエティー、情報番組などに出演。06年、フリーに。12年、結婚とともにバヌアツ共和国に移住、「バヌアツ親善大使」に任命される。13年、「いばらき大使」を委嘱。ダブル大使としてバヌアツと茨城の懸け橋となるべく奮闘中。

ブログ「相川梨絵のシャララーン劇場」でもバヌアツ生活を公開中。ameblo.jp/aikawa-rie/

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