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【体操】内村7連覇 女子は15歳・杉原初V NHK杯体操
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男子個人総合で優勝した内村航平の跳馬=2015年5月17日、東京都渋谷区・国立代々木競技場(共同) 体操のNHK杯は17日、東京・国立代々木競技場で行われ、男子は内村航平(コナミスポーツク)が合計184.250点で自身の最多連続記録を更新する7連覇を達成した。
女子は大阪・梅花高1年で15歳の杉原愛子が113.975点で初優勝し、リオデジャネイロ五輪予選を兼ねた世界選手権(10~11月・英グラスゴー)の初代表を決めた。
内村の両足がマットのセンターライン付近に収まった。跳馬で高難度のリ・シャオペンを完璧に決め、「練習してきた中で一番良い演技を試合で出せたのは大きい」と拳を握った。
技の難度を示すDスコア(演技価値点)は6.2。従来の「ヨー2」より0.2高い。ラインオーバーで減点された4月の全日本選手権の反省から、技の入りで余裕を持つよう修正し精度を高めた成果を出した。自身の「跳馬の終点」と見据えて磨いてきた大技に確かな手応えをつかんだ。
最後まで順位のことは考えなかった。自分の演技だけに集中し、4種目14点台をそろえたら表彰台の真ん中が待っていた。「夢のようです」。先月高校生になったばかりの15歳、杉原は愛らしい笑顔を振りまいた。
3位だった日本選手権より段違い平行棒の難度を下げたことで安定感が増した。もっとも本人は「80点くらい」。得意の床運動で着地が流れ、3回ひねりも不完全な内容が不満だった。
初めて世界選手権代表の座を射止めた。「すごく緊張している。先輩に迷惑をかけないよう、自分の演技をしたい」(SANKEI EXPRESS)