TOKYOの闇に迫るアウトサイダー 「黒い迷宮」著者 リチャード・ロイド・パリーさん 2015.5.20 18:00更新 ■Richard Lloyd Parry 1969年、英国マージーサイド州出身。オックスフォード大卒。95年、「インディペンデント」紙の東京特派員として来日、2002年より「ザ・タイムズ」紙へ。本書は11年、12年に英国と米国で出版された原書の邦訳版。原書は英国の優れたノンフィクションに贈られる「サミュエル・ジョンソン賞」にノミネートされるなど評価された。 ■ルーシー・ブラックマンさん事件 2000年7月、六本木でホステスとして働いていた元英国航空客室乗務員のルーシー・ブラックマンさん=当時(21)=が失踪。その後、神奈川県三浦市の洞窟で遺体が発見された。逮捕された織原城二受刑者は10年12月、この事件のわいせつ目的誘拐罪、準強姦未遂罪と死体損壊罪と死体遺棄罪のほか、9件の準強姦致死罪などで無期懲役が確定した。「黒い迷宮」(リチャード・ロイド・パリー著/早川書房、2484円) << 1 2 3 4 5