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夏商戦 ターゲットは「女子力」 ビアガーデン、水着…売り上げ増へ

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夏商戦 ターゲットは「女子力」 ビアガーデン、水着…売り上げ増へ

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ビアガーデンで乾杯する来店客。各ビアガーデンは独自のメニューなどで集客を競っている=2015年5月18日、東京都中央区の三越日本橋本店(永田岳彦撮影)  本格的な夏の到来を前に「夏商戦」が花盛りだ。百貨店各社は女性向けにイベント盛りだくさんの屋上ビアガーデンを今月以降、相次いでオープン。水着各社は、景気回復期に人気という、パステルカラーの商品を充実させ、ひと夏の商戦を盛り上げようと躍起だ。

 カクテル&スイーツ

 京王百貨店新宿店は21日、冷たいビールで“涼”を求めるサラリーマンやOLらの需要を狙って恒例のビアガーデンはオープンした。今回は、50回目の開催を記念し、1日20食限定で提供する「東村山黒焼きそば&ナポリタン」(1200円)など、特別メニューを取りそろえたという。

 仕事帰りのOLや休日の女子会などで利用してもらおうと、女性向けのプランを強く打ち出したのは松屋銀座本店だ。美容と健康にいいとされるコラーゲンを使用したカクテルなどを充実させたという。全ての来場者に、果物とスパークリングワインを提供するサービスも実施する。今月29日~9月30日までの期間中に1億4000万円の売上高を目指す。

 一方、6月4日にオープンするルミネエスト新宿店も「ファッション」など女性の関心が高いテーマにフォーカスしたイベントを随時開催するほか、一部のスイーツのおかわりを自由にするなど女性層の集客増を意識。三越日本橋本店は、フラメンコやサンバなどのステージイベントを週末に開催し「何度来ても楽しめる」(担当者)という魅力を売り込んで、リピーターを増やす戦略だ。

 パステルカラー&新素材

 「暑くなり水着を下見に来る客が増えた」。女性の遊泳水着で国内シェア首位の店舗「三愛水着楽園」を展開するAi(アイ)の広報担当者はこう声を弾ませる。

 Aiは、今年の流行とされる果物柄や上下が異なるデザインの商品を中心に展開。色は好景気時に売れる明るいパステルカラーが中心だ。昨夏は台風など天候不順で西日本を中心に販売不振だったが、今年は5月下旬からショッピングモールなどで出店を加速して150店超で販売攻勢をかける。

 素材を供給するメーカーの期待も大きい。東レは今年8月までの1年間で、女性の遊泳水着向け素材の販売が昨年同期から4万枚分増の136万枚分になると見込む。海水浴などに加えて野外の音楽フェスなど着用シーンが増えているため、着心地が柔らかな新素材で販売拡大を狙う。

 旭化成も日焼け防止の上着などを着る女性が増えていることから紫外線防止や速乾性の素材を提案。今年は5月中旬までの店頭販売実績が前年同期を上回る衣料メーカーが多いとして、「好調なスタート」(広報室)としている。

 外国人向け浴衣も

 イトーヨーカ堂は21日、浴衣の販売を23日から始めると発表した。女性向けでは淡い水色やピンクなど人気のカラーをそろえ、帯やげたなどの小物も充実させた。昨年比約1割増の20万枚の販売を目指す。

 三越も21日、銀座店で昨年より2週間早い6月3日に浴衣売り場をオープンすると発表。外国人客などの需要も狙う。高島屋はシーズン中に、全店で前年比8%増を狙っている。(SANKEI EXPRESS

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