ニュースカテゴリ:EX CONTENTS
トレンド
スナップエンドウで色鮮やかに 春野菜のグラタン他
更新
春野菜のグラタン。※421kcal、塩分1.6グラム(1人分)
グラタンというとホワイトソースを別に作るのが面倒だったり、ソースがだまになってうまく作れないなどの理由からハードルが高い料理と思う人もいるようです。確かに本格的に作る場合、バターで焦がさないように小麦粉を炒めたところに、牛乳を加えてなめらかなホワイトソースを作ります。
今回のグラタンはフライパンひとつで具の下ごしらえから、ホワイトソースまでできてしまうお手軽レシピです。野菜はいずれも下ゆでをせずにじかに炒めて煮ます。春野菜のスナップエンドウやアスパラガスはアクがなく、火の通りもよく、黄緑が鮮やかなので、グラタンやスープの具におすすめです。
今ではおなじみの「スナップエンドウ」ですが、1970年代にアメリカから導入された品種で、当時は「スナックエンドウ」とも呼ばれていました。それが1983年、農林水産省によってスナップエンドウと呼ぶことが奨励されたそうです。ただ、店先ではスナックエンドウで売られている場合もあり、いずれにしても同じものです。
スナップエンドウはグリーンピースが品種改良されたもので、豆が大きくなってもさやが堅くならずに、さやごと食べられるのが特徴です。甘みとさやのパリッとした食感が特徴的です。アクが少ないので、下ゆでせずに使えますが、サラダやあえ物にする場合は、下ゆでします。すじをとり、2%くらいの塩を加えた湯で2分くらいゆで、冷水にとって冷まし、色よく仕上げます。
栄養面では緑黄色野菜に分類され、βカロテンやビタミンC、食物繊維などが期待できます。スナップエンドウが出回るのは春から初夏なので、おいしい時期にぜひ、楽しんでください。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
※421kcal、塩分1.6グラム(1人分)
スナップエンドウ 5本(すじを取って斜めに切る)
アスパラガス 2本(はかまを取り斜めに切る)
ニンジン 1/8本(小さめの乱切り)
新タマネギ 1/4個(縦に薄切り)
鶏もも肉 100グラム(小さめの一口大)
小麦粉 大さじ1
牛乳 1カップ
顆粒コンソメ 大さじ1/4
塩、こしょう 各少々
サラダ油 大さじ1
粉チーズ、パン粉 各大さじ1
〔1〕フライパンに油を熱し、鶏もも肉を皮目から焼き、両面とも焦げ目をつけて取り出す。
〔2〕ニンジン、新タマネギを入れて炒め、タマネギがしんなりとしたら〔1〕を戻し、小麦粉を振り入れてなじませる。牛乳、コンソメを加えて煮込む。
〔3〕とろみがついてきたらスナップエンドウ、アスパラガスを加え、塩、こしょうで味を調え、耐熱皿に入れる。粉チーズ、パン粉をかけ、オーブントースターで焦げ目がつくまで焼く。
☆鶏肉はカジキやエビ、帆立て貝柱などでもよい。
☆牛乳は少しずつ注ぎ小麦粉となじむようにすると、だまにならず、なめらかにとろみがつく。
※53kcal、塩分1.2グラム(1人分)
スナップエンドウ 2本(すじを取って小口切り)
アスパラガス 1本(小口切り)
トマト 小1個(さいの目に切る)
卵 1個(割りほぐす)
水 1と1/2カップ
顆粒コンソメ 小さじ1
塩、こしょう 各少々
☆仕上げに粉チーズをふってもよい。
水、コンソメを煮立て、スナップエンドウ、アスパラガスを加える。再び煮立ったらトマトを加え、塩、こしょうで味を調え、卵を回し入れてふわっとしたら、火を止める。