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話題の「ココナツオイル」 工夫し摂取を チキンカレー他
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チキンカレー。※618kcal、塩分2.6グラム(1人分)
ちまたで話題の「ココナツオイル」。商品によっては売り切れもあると聞き、ブームに驚いています。値段もさまざまのようですが、私は約400グラムで2000円台のものを購入しました。
ココナツオイルは25度以下で固体になるので、今の季節の気温、室温ではビンの中は白っぽい塊の状態です。
ココナツオイルは、油分を構成している中鎖脂肪酸が健康効果をもたらすことで注目を浴びています。例えば、脳のエネルギー源となり、一部のアルツハイマー病の予防・改善▽体内での吸収が早く素早くエネルギーになるため、体脂肪として蓄積しにくい▽悪玉コレステロールを減らす-などの働きがあるとされています。
「体にいい」と聞くと、カロリーが低そうと思われがちですが、エネルギーは他の植物油(サラダ油やオリーブ油、ごま油など)と同じで大さじ1杯で約110kcal。決して低カロリーではありません。1日大さじ2~3杯などといわれているようですが、他にも調理で油脂を使うとしたら、エネルギーのとり過ぎになり、太る原因にもなります。今、使っている調理油をココナツオイルに代え、全体の調理油の摂取量として大さじ2~3杯までと考えた方がよいでしょう。
料理に使う場合、炒め物や温かいものに加えてあえるならバターのように固体状のまま使えます。液体状で使いたい場合は湯せんで溶かします。今回の2品以外にいろいろ試してみましたが、フレンチトーストを焼くときやパンケーキにのせるバターの代わりにココナツオイルにするとよく合います。シンプルに塩、こしょうした肉や魚をソテーするのもおすすめです。購入したけど、使いこなせていない方は是非、お試しください。(文:管理栄養士 牧野直子/撮影:田中幸美(さちみ)/SANKEI EXPRESS)
※618kcal、塩分2.6グラム(1人分)
[鶏むね肉] 1枚(一口大のそぎ切り)
塩、こしょう 各少々
カレー粉 小さじ1
ココナツオイル 小さじ1
玉ねぎ 1個(縦に薄切り)
パプリカ(赤) 1/2個(細切り)
ココナツオイル 小さじ2
カレー粉 小さじ2
小麦粉 大さじ1
水 1と1/2カップ
ケチャップ、ウスターソース 各大さじ1
塩 小さじ1/4
香菜(あれば) 適量(粗く刻む)
ごはん 300グラム
〔1〕鶏むね肉に塩、こしょう、カレー粉、ココナツオイルをなじませておく。
〔2〕温めて溶かしたココナツオイルで玉ねぎをよく炒め、カレー粉を加えてなじませるように炒める。〔1〕を加え色が変わるまで炒め、小麦粉を全体にふり、なじませるように炒める。水を少しずつ加えて、全体になじんだら、パプリカ、ケチャップ、ソースを加えてひと煮し、塩で味を整える。
〔3〕皿にごはんを盛り、香菜をちらし、〔2〕を盛る。
☆辛さはカレー粉の量で調整する。
☆エビやイカなどのシーフードカレーにしてもよい。
※96kcal、塩分0グラム(1人分)
パイナップル(正味) 200グラム。皮、芯をのぞき、1センチの厚さに切る。
ココナツオイル 大さじ1/2
三温糖 大さじ1
シナモンパウダー 少々
〔1〕フライパンにココナツオイルを入れて火にかけ、溶けたらパイナップルを入れ、両面をソテーする。
〔2〕三温糖を振り入れ、全体になじませ、軽く焦げ目がつくまで焼く。器に盛り、シナモンをふる。
☆三温糖がなければ砂糖でよい。
☆りんごやバナナをソテーしてもおいしい。