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悲劇を喜劇に 世界初の「落語バレエ」 柳家花緑と東京シティ・バレエ団がコラボ

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悲劇を喜劇に 世界初の「落語バレエ」 柳家花緑と東京シティ・バレエ団がコラボ

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落語家、柳家花緑(やなぎや・かろく、中央)と共演する東京シティ・バレエ団のダンサーたち=2015年4月21日(藤沢志穂子撮影)  町娘と身分を隠した貴族の悲恋を描くバレエ「ジゼル」と落語がコラボレーションした公演を、柳家花緑(43)が東京シティ・バレエ団と24日に東京・ティアラこうとうで行う。話芸で観客がイメージを膨らます落語と、踊りで視覚的に訴えるバレエは対極にある芸術。互いが引き立ち、相乗効果を上げられるか。「チャレンジです」と花緑は身を引き締める。

 公演「柳家花緑の落語バレエ『おさよ』」は、2001年に花緑がCDで発表した創作落語がベース。舞台を江戸時代に置き換えて、町娘と若殿様の恋を、笑いを交えて語る。

 花緑の兄は元バレエダンサー、振付家の小林十市(46)。自身も子供のころバレエを習い、なじみのあったジゼルは「僕には人情噺に見えた」ことで創作落語にした。ポイントは「悲劇をどこまで喜劇にするか」で、小林の助言も受けながら作りあげた。身分違いの恋は普遍的なテーマで、時代も表現も超えて響く何かがあるはず、との自信もあった。

 「世界初」と銘打つバレエと落語のコラボには、バレエ人気の高まりが背景にある。若手ダンサーが海外の主要コンクールで相次いで受賞し男性の活躍も増加。よりファンを広げたいと、ティアラこうとうが「おさよ」に着目して企画。公演は高座の合間に、バレエ「ジゼル」のシーンが挿入される構成となる。

 「『なんちゃって江戸』なのでバレエファンに怒られるかと心配だった。最近になってバレリーナの吉田都さんが気に入ってくださって、CDを10枚購入いただきました。良かった」と花緑。「自分にしかできない」縁結びとして落語とバレエ双方のファンの裾野を広げたい構え。問い合わせはティアラこうとう(電)03・5624・3333。(藤沢志穂子/SANKEI EXPRESS

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