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【女子テニス】逆転のS・ウィリアムズ、底力で2年ぶり決勝

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【女子テニス】逆転のS・ウィリアムズ、底力で2年ぶり決勝

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女子シングルス準決勝で、ボールに食らいつくセリーナ・ウィリアムズ=2015年6月4日、フランス・首都パリ(ロイター)  テニスの全仏オープン第12日は4日、パリのローランギャロスで行われ、女子シングルス準決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が第23シードのティメア・バシンスキー(スイス)に4-6、6-3、6-0で逆転勝ちし、優勝した2013年以来2年ぶりの決勝進出を果たした。第13シードのルーシー・サファロバ(チェコ)は第7シードで08年優勝のアナ・イバノビッチ(セルビア)を7-5、7-5で破り、四大大会初の決勝に進んだ。決勝は6日に行われる。

 男子シングルスは第13日の5日、準決勝で、第8シードのスタン・バブリンカ(スイス)と第14シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)が全仏初の決勝進出を懸けて対戦。第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第3シードのアンディ・マリー(英国)と顔を合わせる。

 うつろな表情でうなだれる姿は、勝者と思えなかった。ウィリアムズはここ数日体調が優れなかったというが、それでも勝負どころでは底力を発揮し、バシンスキーを退けた。記者会見には出席せず「決勝に戻れて誇りに思う」との談話を文書で残し、会場を後にした。

 第1セットは相手に揺さぶられると簡単に追うことを諦めた。力が見え始めたのは第2セットから。2-3で迎えた第6ゲームの最後は体勢を崩しながらのリターンでポイントを奪うと、第7ゲームは2本のサービスエースを決め、第8ゲームもブレークするなど4ゲームを連取。勢いづくと、第3セットは焦ったバシンスキーが崩れた。

 第1セットを落として逆転したケースは四大大会で現役最多の33勝目。懸念される体調面については「決勝に向けて100%にする」と、四大大会20勝目への決意をにじませた。決勝の相手、サファロバとの対戦成績は過去8戦全勝と圧倒している。(共同/SANKEI EXPRESS

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