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【男子テニス】マリー8強 3時間超す熱戦で粘り腰
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勝利を決めてガッツポーズするアンディ・マリー=2015年7月6日、英国・ウィンブルドン(ロイター) テニスのウィンブルドン選手権第7日は6日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス4回戦で第3シードのアンディ・マリー(英国)は7-6、6-4、5-7、6-4でイボ・カロビッチ(クロアチア)に競り勝ち、8年連続の準々決勝進出を果たした。
第2シードのロジャー・フェデラー(スイス)、第4シードのスタン・バブリンカ(スイス)は順当に8強入りした。
3時間を超える熱戦に終止符を打つと、センターコートの大歓声を浴びたA・マリーは力強く拳を突き上げた。3回戦で違和感を訴えた右肩が復調し、211センチの長身カロビッチの頭上を越すロブショットや横を抜くパッシングショットの多彩な技でパワーを封じ込んだ。「肩はかなり良くなった。厳しい戦いでも堅実な試合運びができた」と胸をなで下ろした。
守備の達人らしく、巧みなリターンでも流れを引き寄せた。36歳のベテランに時速200キロを超えるサーブでエース29本を決められても「パワフルな強打に集中した」と粘り腰を発揮。第3セットは落としたが、凡ミスをわずか9本に抑え、球足の速い芝でノータッチの決定打が62本を数えた。
2年前、英国男子として77年ぶりに頂点に立ったテニスの聖地で8年連続の8強入りだ。「まだベストの状態ではないが、勝つチャンスはある」と闘志をにじませた。(共同/SANKEI EXPRESS)