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【iPhoneでアートする】(3)山や川で素敵な出合い
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札幌市内にいくつもの滝が点在する。その一つ、有明の滝は落差13メートルで、ミズナラやイタヤカエデに囲まれ、一汗もかかずに森林浴を楽しみながら滝まで訪れることができる。遊び心で透明なアクリル玉に滝を反射させてみた=2015年7月9日、北海道(野口隆史さん撮影、iPhone5s使用) 梅雨明けとともに、また今年も暑い夏がやってきた。
長期休暇を利用して、都会の喧噪(けんそう)から逃れ、涼を求めたくなる。家族で、カップルで、あるいは友達同士で、避暑地への計画を立てていることだろう。
ところで涼を求めるといえば、必ず山派と海派とに分かれる。さまざまなメディアやネットのアンケートを見ても、どちらが優勢かはまちまちだ。ある結果は海派が多数で、別の結果は山派が多数なんてことはざらにある。年齢層でも異なるようだが、傾向としてはおおむね若い人が海に行きたがり、年齢が上がるほど山派に転じているようだ。
確かに思い当たる節はある。若い頃のデート先は山よりも海だったような記憶がある。そしてご多分に漏れず、年齢を重ねるごとに断然、山派に転じている。この10年間を振り返っても、海で泳いだ記憶は2回しかない。
今さら長年連れ添って来た嫁と海でデートしても心がときめかない、という理由だけではないが、私にとって山がより過ごしやすい場所となったからだけだろう。なにしろ空気がうまい。マイナスイオンを一度も感じたことはないが、滝の近くにいると音を聞いているだけでも気持ちがいい。山や森の中でエゾリスと出合うと心がときめく。
あくまでもこれは私の趣向の問題だけで、iPhoneには罪はないけれど、山の方が写真のおさまりがいいようにも感じている。
理由は何だっていいのだろうけど、単に年を取ったということだけなのかもしれない。
ただし胃袋は別のようだ。今では完全に海派で、ステーキよりも刺身の方が体に合ってきている。
≪露出をひと工夫 被写体に質感≫
iPhoneは気軽な撮影が売りなので、露出は自動でカメラが勝手に写してくれます。便利でこの上ない。だけど、ちょっとイメージとは違うなという場面に出合ったユーザーは多いと思います。
カメラの自動露出について簡単に説明します。
大ざっぱにいうとカメラは灰色を適正な光として計算します。背景が暗ければ明るくして灰色に近づけようとするし、逆に明るければ暗くして灰色に近づけようとするのです。
だから順光で景色を撮影しているとそれほど問題ないのですが、逆光や明るい室内(またはその逆)での撮影となると、写り具合に違和感を覚えてしまいます。
例えば、アスファルトの水たまりの中に落ち葉が浮かんでいるとします。普通に撮影すればカメラは背景のアスファルトの黒を感じ、より明るく描き出そうとします。質感はまったくない、変哲な写真が表示されるだけです。
では、どうすればいいのか。
モニター画面の被写体部分を強く押してみてください。真四角な黄色い枠が現れ、右側にはお天道様のマーク、上側には黄色地でAE/AFロックが表示されます。露出とピントが固定されましたよ、という表示です。
この時にお天道様のマークを上下にスワイプさせてください。ピントはそのままで、露出だけ明るくしたり暗くしたりできます。この機能を生かすと先ほどの写真も質感ある雰囲気の写真となります。
また、この機能はiOS8以降にしかありませんので、お確かめ下さい。(写真・文:写真家 野口隆史/SANKEI EXPRESS)