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【私のおしゃれ学】女優、ミムラさん 私のホームはテレビドラマ

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【私のおしゃれ学】女優、ミムラさん 私のホームはテレビドラマ

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女優、ミムラさん。[衣装協力]23区:ブラウス1万8360円(8月末販売予定)。スカート2万2680円(8月末販売予定)。バングル6480円=2015年6月24日(大石一男さん撮影)  「ミムラ」の由来は、大好きな絵本「ムーミン」に登場する「ミムラ姉さん」(ミイのお姉さん)。女優業の傍ら読書が大好きで、「多い月には200冊くらい読んでしまう」という。4日、そんな“本の虫”として初のエッセイ集『文集』を発売した。

 全376ページと厚みのある一冊に、家族や友人との思い出、これまでの出演作を振り返った心境などを、独特の表現や比喩を用いながらつづっている。

 19歳のとき、月9ヒロインに演技未経験者から抜擢(ばってき)されたデビュー作「ビギナー」(フジテレビ系)が話題となった。

 「実は事務所に所属する際、テレビは恥ずかしいので出ないという約束をしていたんです。でも、私生活では3姉妹の末っ子で家計のことも分かっていたので、進路で悩んでいました。そんな中、流れで演技のレッスンを受けることになり、それが妙に楽しく、気がついたらデビューというかたちでスタートしていました」

 思いがけない始まりだったがドラマや映画のオファーが相次ぎ、女優としてのあり方を模索し始める。「毎日間近でみるプロの役者という生き物に憧れるようになり、そうではない自分はどうしたらプロになれるか、いつも考えていました」

 しかし一方で、「若さならではの無駄が許されないことに苦しさも感じていた」という。募る思いから2006年末、役者という舞台から一度降りてみることにした。この間、雑誌の絵本レビューは続けていたこともあり、「書くことをより好きになった時期でもありました」と振り返る。

 「こんがらがった状態なのを一本ずつでいいからほどこうと思ってメモに書き始めました。頭に何種類の色の糸が入っていて、どれを自分が邪魔に感じているのか。すっきり空っぽになってやっと、インプットできるようになりました。役者として休業したことは恥ずべきことですが、人としては良かった」と話す。

 約2年後、テレビドラマ「斉藤さん」(日本テレビ系)で復帰を果たす。「こんなふうに役と仲良くなれるのに、私は今まで何をやっていたんだろうと、今まで与えてもらった役柄に謝りました。周囲のサポートで頂いたものを大事に、真面目にやらないとって自分にずっと言っています」。役を演じることに対して気持ちが大きく変わっていることに気がついた。

 今年1月、念願だった舞台にも初挑戦。そのために始めたボイストレーニングは今も続けている。

 その舞台を終えてみて感じたのは、「私のホームはテレビドラマ」ということだった。「一通り経験して、テレビってすごい影響力。いい作品をジャンルを問わず出していけば、きっといろいろな人の助けにもなると思う。デビューしたころはそのあたりが半信半疑だったけれど、どうやら本当だぞって信じられるようになったのが、30歳を超えての一番の発見かもしれません。いいドラマをちゃんと作れる役者でいたいというのを責任感として感じます」。凛(りん)としたまっすぐな瞳。今後の活躍が楽しみだ。

 最近の休日は、河原に本を持っていくのがお気に入り。「昼寝したり本読んだり。河原で昼寝すると頭の中がすごくさっぱりします。この前、夫と行ったときには起こされても起きなかったらしいです(笑)」(文:金谷かおり/撮影:フォトグラファー 大石一男/SANKEI EXPRESS

 ■ミムラ 1984年、埼玉県生まれ。2003年にドラマ「ビギナー」(フジテレビ系)で主演、女優デビュー。映画「わが母の記」、連続テレビ小説「梅ちゃん先生」(NHK)、「昨夜のカレー、明日のパン」(NHKBSプレミアム)、舞台「スタンド・バイ・ユー」など、多数のドラマ、映画、舞台、CM、執筆で活躍中。今夏も「一路」(NHKBSプレミアム)、放送90年ドラマ「『経世済民の男』高橋是清」(NHK)と出演作が続く。絵本好きとしても知られ、エッセイや書評などで絵本の魅力を伝えている。その他、著書に『ミムラの絵本日和』『ミムラの絵本散歩』(ともに白泉社)。

オフィシャルブログ:http://mimulalala.com

スタイリスト:吉田由紀(コンテンポラリー・コーポレーション)

ヘアメーク:小森真樹(エスト・アン)

問い合わせ先:オンワード樫山 お客様相談室 (電)03・5476・5811

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