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アルプスに涼を求めて 人と氷河 ごく近い距離

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アルプスに涼を求めて 人と氷河 ごく近い距離

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 山好きの私は日本をはじめとして世界各地の山を眺めてきた。山の魅力は何といっても雪を冠(かぶ)った高山とそこから流れ出す氷河の美しさだ。かつて日本には氷河はないといわれていたが、最近になって北アルプスの立山連峰に小さな氷河があることが確認されたことはちょっとうれしい出来事だ。

 氷河はその重みで山の斜面をゆっくり滑り降りる。その速度はスイス・ユングフラウ地域のアレッチ氷河では年間30メートルというデータがあり、全長30キロの氷河なら溶けるまでに1000年はかかる。カナディアンロッキーのアサバスカ氷河やアルゼンチンのペリト・モレノ氷河は観光地として有名だが、人間が住む場所とごく近い距離に多くの氷河があるのがヨーロッパ・アルプスだ。観光開発が行われたアルプスは、3000メートルを超す山頂までロープウエーが設置され、氷河を見ながら夏は山歩き、冬はスキーを楽しむことができる。

 仕事でイタリア・ミラノ国際博覧会を訪れることが決まったとき、真っ先に思いついたのがアルプスの山々を眺めに行こうということだった。

このニュースのフォト

  • ベルニナ・アルプスのピッツパリュー峰(3901メートル、左)の雪庇(せっぴ)が大音響とともに崩れ、氷河を雪煙で覆った瞬間=2015年7月11日(唐木英明さん撮影)
  • マッターホルンを眺める絶好の展望台として知られるゴルナグラート山頂。目前に迫る何本もの氷河の光景が世界中の観光客を魅了する=2015年7月5日(唐木英明さん撮影)
  • アルプスの険しい山中を自由に走り回るヤギの仲間のアイベックス。アイスマンの胃の中にはアイベックスの肉が残っていた=2015年7月7日(唐木英明さん撮影)
  • マッターホルンは今年、初登頂から150年を迎え、登頂ルルートがライトアップされた=2015年7月7日(唐木英明さん撮影)
  • パノラマカーが魅力の氷河特急で飲むビールは格別だ=2015年7月10日(唐木英明さん撮影)
  • マッターホルン(標高4,478メートル)
  • 東京大学名誉教授、唐木英明さん=2015年3月3日(田中幸美撮影)

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