上善は水のごとし。この老子の真骨頂 一冊の『老子』が手元になくて、何が人生であるものか 松岡正剛
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加島祥造は1990年頃から長野伊那谷に独居する現代日本のタオイストだ。アメリカ文学の研究者から東洋思想研究に転じ、やがて老子の体現者であろうとする日々をおくって、数々の和訳や随筆を綴った。本書は『老子』全81章の自由訳で、まことに恬淡として闊達だ。できれば老子の英語訳も読んでおくことを薦めたい。老子はどんなに自由に解釈してもかまわないが、その奥にひそむ密度は、漢文ないしは書き下し、または英訳で感じるのが、案外、見えやすい。(編集工学研究所所長・イシス編集学校校長 松岡正剛/SANKEI EXPRESS)

