【世界自転車レース紀行】(31)北海道 国内最古 貴重な「本場スタイル」
更新現在、各大学のあいだでは出場枠をかけた熾烈(しれつ)な戦いがあるというが、黒川監督は「学生たちはプロ選手に怒られながらも育ててもらっている。ツール・ド・北海道に出場できるかどうかで経験できること、与えられることは大きく異なってくる」と話す。黒枝もヨーロッパを拠点に活動する兄の士揮の背中を追ってプロロードレーサーになる夢をもち、「ツール・ド・北海道は学生にとっては普通では経験できないことが経験できる場所。ここでの経験は大学を卒業した後の将来につながると思う」と瞳を輝かせる。
世界的に見ると3日間の小さなレースかもしれないが、日本の若手選手たちにとってツール・ド・北海道の存在価値はとても大きい。来年は30回目の記念大会を迎える。これからも若手選手と世界との架け橋を担っていくことだろう。(写真・文:フリーランスカメラマン 田中苑子(そのこ)/SANKEI EXPRESS)






