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株主優待で大ゾン体験 優待狙いで14万円マイナス

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株主優待で大ゾン体験 優待狙いで14万円マイナス

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パルコ 【山田真哉の株ゾン診察室】

 サブプライムローン問題で世界的に不穏な空気が漂っていた2008年、大幅に安くなった株価を見て株式投資を開始。いきなり“ナンピンデビュー”した、ひとしさんが今回の患者です。特に株主優待の大ゾン体験があるそうなので、さっそく聞いてみましょう。

 山田 ひとしさんは優待狙いで大失敗をしたそうですね。

 ひとし そうなんです、聞いてください……。パルコの株主優待取得のために、現物買いと信用売りの「クロス取引」で痛い思いをしました。

 山田 株主優待の“タダ取り?ですね。

 ひとし はい。昨年2月24日、仕事に行く前に買いと売りの注文を出しておいたんです。ところがその日、J・フロントリテイリングが、パルコの筆頭株主の森トラストが保有するパルコ株をすべて買い取ると発表があり、ストップ高して! 買いが殺到して、僕が出した買い注文は約定しなかったんですが、信用売りのみが782円で約定してしまって……。

 山田 買いと売りのセットだから値動きのリスクを抑えることができるのに……。

 ひとし 昼休みに気づいていたら、注文を取り消せたんですが……。兼業トレーダーのツライところですね。

山田 約定した売り注文はどうしたんですか?

 ひとし 早く買い戻しをして損切りしたかったんですが、なんせストップ高状態ですから……。ようやく寄り付いて約定したのが、923円。損失額は14万1000円でした。実は、優待狙いのANAホールディングスでも17万円ほど損したんですよ。ANAは、3月と9月の優待権利日に向けて上昇する傾向がありました。そこで、そろそろかなと思って、昨年5月に230円くらいで4000株仕込んだんです。

 山田 その後は?

ひとし なんと、7月3日に増資が発表されたんですよ!

 山田 増資ですか。新株発行による増資が行なわれると、希薄化されて株価は大きく下がる傾向にありますよね。

 ひとし この増資発表で、思うような上昇トレンドにはならないと判断し、翌日すぐに損切りをしました。この日、12%以上も下落したし、その後も10月までズルズルと下がり続けたので、思い切って損切りした判断は間違っていなかったと思っています。損を出したのは残念ですが、被害を最小限に食いとどめるための最良の選択だったと思います。

 山田 そのときにベストな判断をされて、致命傷を避けることができたんですね。(ネットマネー)

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