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マレーシアのゴム手袋最大手、生産増強 設備投資に62億円
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マレーシアのゴム手袋最大手トップグローブは今年度(2013年9月~14年8月)に2億リンギット(約62億円)を設備投資に投じる方針だ。製造ラインを増やすなどして生産能力を現在の年産439億枚から14年6月までに同460億枚に引き上げる。現地英字紙スターなどが報じた。
今年度の設備投資の内訳は、新工場建設など生産能力向上に1億2000万リンギット、インドネシア国内の天然ゴム農園整備に3000万リンギット、本社ビル改修に5000万リンギットとなっている。
昨年度の設備投資額3億1180万リンギットより減少するが、同社のリム社長は「昨年度はインドネシア国内に約310万平方キロメートルの農地を確保するなど特殊要因があったが、今年度は生産能力の増強を主眼にした通常の投資戦略に立ち戻った」と説明した。
生産能力の増強に関しては、天然ゴムが天候の影響で生産量が左右され、価格が変動しやすいことから、合成ゴムを使用したニトリル手袋の増産に注力する。今年度は前年度比約40%増となる170億~180億枚までニトリル手袋の生産枚数を引き上げる。
また、昨年度取得したインドネシア国内の農地に関しては、50平方キロメートルの植樹に着手する。ゴムの木は生育に通常7年程度かかるため、本格的な天然ゴム樹脂の採取は20年前後からになる見通しだ。
このほか、同社は今年度内に中国の2工場を1工場に統合するなど、業務の再編を進める方針だ。リム社長は「生産能力は想定通りに増強できているが、利益の面で改善の余地がある」と述べ、今後は製品の質の向上や構成比の改善も重要な課題となってくるとの見解を示した。
同社は世界のゴム手袋市場でシェア25%を占める最大手(12年時点)。15年までにシェア30%を目指している。(シンガポール支局)