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安倍・プーチン会談、日露平和条約の交渉再開で合意 大統領来日は来年
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会談を前にロシアのプーチン大統領(右)と握手を交わす安倍首相=9日、北京(共同) 【北京=阿比留瑠比】アジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のため、中国訪問中の安倍晋三首相は9日夜(日本時間同)、ロシアのプーチン大統領と北京市の釣魚台迎賓館で約1時間半にわたり会談した。両首脳は、北方領土問題を含む日露平和条約交渉を再開させることで合意し、来年の適切な時期の大統領訪日に向け、準備を具体的に開始することで一致した。
また、首相は緊張状態が続くウクライナ情勢に関して憂慮を表明し、ロシアが停戦合意を完全に履行し、平和的解決に建設的役割を果たすよう求めた。
当初は「今秋」を目標としていた大統領訪日は、ウクライナ危機の影響で先延ばしとなっていたが、首相が実現に強い意欲を示し、大統領もこれに応えた。
会談では冒頭、首相が「しっかりと平和条約締結交渉と国際情勢について話したい」と強調した。これに対し、大統領は「最近の数年間、経済・政治分野で日露関係は成功裏に発展を遂げてきた」と述べ、「政治分野というとき、平和条約交渉の再開を念頭に置いている」と明言した。
平和条約交渉に関しては、「双方に受け入れ可能な解決策」を探る昨年4月の日露共同声明の合意を再確認した形だ。両首脳はこのほか、岸田文雄外相の訪露や次官級協議について検討することでも一致した。
首相と大統領の首脳会談は、平成24年12月の第2次安倍政権発足から今回で7回目。両首脳は10月にイタリア・ミラノで約10分間会談した際、首脳間対話の重要性を確認していた。