【クルマ人】ライバル車より「特長ない」とは言わせない! 豊田社長肝いり「レクサスGS」 (1/2ページ)

2012.3.11 07:00

 6年半ぶりフルモデルチェンジしたトヨタ自動車の「レクサスGS」。豊田章男社長の肝いりというコーナーリングの安定性を高めるなど走りをグレードアップ。デザインでは、レクサスブランドの新しい顔になる「スピンドル(糸車)グリル」を採用した。発売から1カ月の受注が月間販売目標の10倍の6000台に達し出足は絶好調。開発責任者であるレクサス本部の金森善彦チーフエンジニアに聞いた。

 ――新型GSのセールスポイントは

 「3つある。デザインと走行性能、そしてハイブリッドシステムだ。レクサスブランドの車は、『アウディ』『メルセデス・ベンツ』『BMW』などライバルのドイツの高級車に比べ、『これはという特長がない』といわれてきた。今回のGSを皮切りに、一目でレクサスだと分かるフロントグリルデザインとして、台形を上下に2つ合わせたスピンドル型を採用した。押し出しの強さを表現し、高級ブランドの中で埋没することがなくなったと思っている。レクサスブランドの車は、フルモデルチェンジのタイミングでスピンドルグリルを採用していくことになる」

 ――走行性能の改良は

 「レクサスの『LS』が、社用車中心なのに対し、GSは9割がオーナードライバーだ。グランドツーリングセダンを表すGSの名にふさわしく、運転の楽しさが大切だ。走行時のしなりを減らし、ハンドル操作やアクセルの反応、ブレーキのフィーリングを機敏にした。社長に開発の途中でテストしてもらった際に、コーナーリングが『しっくりこない』とだめ出しをされた。そこで車体に使う鋼板を厚くしたり、鋼板の溶接面を増やすなどの改善を行い剛性を高めるなど、安定性のある走りの実現に力を入れた」

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