【株主総会ライブ】ソニー（１）「臆していては再生はない」　平井社長が株主に決意 (3/4ページ)

　「ゲームは圧倒的エンターテインメント体験を提供する。確実な利益をあげていく。サービスを確実に実行する。特に（ゲーム機の）『ＰＳ３』は収穫期にある。昨年発売した（携帯ゲーム機の）『ＰＳヴィータ』、新興国でまだまだ需要のある『ＰＳＰ』で確実に収益を上げる。ネットワーク環境を拡大し、魅力的なサービスを提供。１４年度は１１年度の３倍の増収を見込む」

　「モバイル分野について。プレイステーションモバイルの対応端末を拡大、収益拡大につなげる。モバイル事業で重要なのは、１００％子会社のソニーモバイルコミュニケーションをどう活用するか。スマホは成長が見込まれ、通信速度の高速化が進み、ネットワークのクラウド化が進めば、その重要性は増す。完全なグループの一員となったことで、ソニーが持つゲームなどの資産や独自技術を活用し、事業の拡大を図っていく」

　「テレビ事業の再建について。収益改善計画に着手し、成果は表れている。この取り組みを加速する。サムスン電子との合弁解消で、生産コストも改善している。収益改善計画と並行し、商品力を強化する。まずは液晶テレビのビジネスで勝ち抜く。高画質、高音質を追求し、確実に収益につなげる」

メディカル事業をソニーの柱にする