調理時間を短縮したパナソニックのホームベーカリー新製品【拡大】
家庭でパンを焼くホームベーカリーの新製品投入が相次いでいる。10日には、タイガー魔法瓶(大阪府門真市)が21年ぶりに同市場に再参入したほか、国内シェアで約8割を握るパナソニックも新製品を投入した。
テレビなどデジタル家電の販売不振が続いているため、家電各社は掃除機やエアコンなど白物家電の開発・販売に力を入れているが、その勢いが食の安全や節約志向の高まりを追い風に成長が予測されているホームベーカリーなど調理家電にも広がってきた形だ。
タイガーが同日発売したのは「ホームベーカリー やきたて」(希望小売価格3万1500円)。同社は1991年を最後に同事業から撤退したが、「手作り志向の高まりで本格的な市場成長が期待できる」として再参入を決めた。
炊飯ジャーで培った技術を活用、土鍋にも使われる素材で容器の内側をコーティングするなど、遠赤外線と高火力でパンをふっくらと焼き上げる効果にこだわった。