LCC各社でパイロット争奪戦 路線・便数拡充…人材不足どうする (3/4ページ)

2012.12.15 12:00

ピーチ・アビエーションでは、運航乗務員の募集を積極的に進めている(同社ホームページより)

ピーチ・アビエーションでは、運航乗務員の募集を積極的に進めている(同社ホームページより)【拡大】

 現在、フルサービスキャリアの日本航空は約1500人、全日本空輸は約1800人のパイロットを擁しており、ジェットスターの担当者は「今後の成長を見据えると、パイロットの確保は欠かせない」と話す。

 ただ、世界的にLCCが人気を集める中、パイロットに対する需要は高まっている。今後5年間でアジアだけでも2万人近いパイロットが必要になるとの観測もあり、世界的な争奪戦の激化が予想される。

 新卒パイロットにも食指

 国内LCC3社は、日航を退職したパイロットをはじめ経験者を採用。外国人パイロットの採用も進んでおり、「即戦力として急速な事業拡大に合わせられる」(関係者)ためだ。

 とはいえ、国内航空会社のパイロットの平均年収は日航が約1400万円、全日空が約2千万円。一方でスカイマークでは約800万円と開きがある。

経験者を確保しようとすれば、それだけコストがかさむ

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