「♪牛乳石鹸(せっけん) よい石鹸~」のCMソングや、牛のマークの石鹸の販売などで知られる「牛乳石鹸共進社」。その石鹸を製造する主力工場の安田工場(大阪市鶴見区)が内部を公開することになり、工場完成から半世紀を経て初めて、牛乳石鹸ができるまでの秘密が明かされることになった。通称「赤箱」「青箱」としておなじみの牛乳石鹸。はたして、どんな製作秘話があるのか、わくわくしながら工場の敷居をまたいだ。(上岡由美)
「赤箱」包装、10代目に
今回、工場の内部が公開されるのは、発売85周年を迎えた超ロングセラーの「赤箱」の包装が平成6年以来、19年ぶりに刷新されるのを記念したもの。刷新されると10代目のパッケージとなり、これまで赤い箱の表面に白い文字で英語の「Beauty Soap」と書かれていたものが、今回初めて漢字の「赤箱」というロゴが添えられることになるという。