大手ゲーム機メーカー「任天堂」(京都)が、居酒屋チェーン「笑笑」とほぼ同一の商標を登録し、新型家庭用ゲーム機で使用するのは誤認、混同を招くとして、笑笑を運営する外食大手「モンテローザ」(東京)が商標登録の取り消しを求め、特許庁に異議を申し立てたことが29日、分かった。知的財産をめぐり、日本の大企業同士が世界各国で争うのは異例。
申し立ては3月22日付で、異議の対象になったのは日本で昨年12月に発売された家庭用ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」。任天堂は同月にWiiUを起動すると現れる、利用者の分身となるキャラクターが集まり、ゲームの感想が表示される「わらわら広場」という画面などを商標登録した。