ゲーム大手のスクウェア・エニックス・ホールディングスが13日発表した2013年3月期の連結決算は、本業のもうけを示す営業損益が60億円の赤字(前期は107億円の黒字)となった。営業赤字は03年に旧スクウェアと旧エニックスが合併して以来初めて。競争激化で北米でのゲームソフト販売が不振だった。一部の北米向けゲームソフトの開発中止に伴う費用を損失処理したため、最終損益も137億円の赤字(前期は60億円の黒字)と過去最悪だった。
14年3月期の業績予想は、環境変化が激しいとして幅を持たせ、営業利益は50億~90億円、最終利益は35億~60億円を計画。ソーシャルゲームの開発と販売に力を入れ、黒字転換を目指す。売上高は1400億円(前期比5.4%減)~1500億円(1.4%増)を見込んでいる。
ソーシャルゲームやオンラインゲームへの対応の遅れが業績悪化につながっており、6月に社長に就く松田洋祐専務は「スマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末の性能が上がっている」と述べ、ゲーム専用機以外の端末向けソフトの開発を強化する方針を示した。