三菱自動車の株主総会会場に入る株主ら=25日午前、東京都港区(古川有希撮影)【拡大】
中尾龍吾常務取締役 「アウトランダーPHEVのリコールの件、まずバッテリー製造のスクリーニング工程があり、人がかかわる工程であったことからこのような不具合を発生させてしまった。3月に発表し、EV、PHEVの注意事項を発表した。お客さまにご迷惑をかけたことを非常に申し訳なく思っている。サプライヤーの工程監視を継続してやっていき、人為的な工程はビデオなどでこういうことを起こさない配慮をしている。商品開発では、アット・アース・テクノロジーを発表。地球環境への貢献、走る喜び、低燃費化技術。最新安全技術を世界に展開していきたい」
青砥修一常務取締役 「今年度は中期経営計画の最終年度で、開発や生産、購買などが一体となってコスト改善をしようという取り組みをしている。10年度比で3年間900億円相当の資材費を低減することを決め、12年度は達成した。毎月の損益については、基本的には役員会を毎月していて、目標値に対してどうフォローしていくのかということになる。株主様には四半期決算を公表しながら、ご報告させていただいている。損失の大きなところ、どんなところがあったのか、損失は市場措置問題が大きく、営業利益ではその損失が出ている」