東京電力株主総会のテレビ画像。総会の冒頭、広瀬直己社長が話をする=6月26日、東京都渋谷区の国立代々木競技場 第一体育館(早坂洋祐撮影)【拡大】
株主 「高コストの火力発電を止めたらどうか」
佐野常務 「安定供給の基盤は今、火力になっている。当面はフル運転が続く。中長期的に考えると、老朽化したものは順次廃止し、リプレース(置き換え)してゆく」
広瀬社長 「現在、東電のコストの45%は燃料費が占めており、大変厳しい状況だ。徹底的な調達コストの削減に加え、これまでの取引慣行の見直しも進めている。とにかくコストダウンしないと、業績回復はおぼつかない」
《会場から『緊急動議!』の声が突如上がる》
株主 「一括審議、一括承認はおかしい。個々に審議すべきだ。進行方法がおかしい」
下河辺会長 「それは先ほど、一括審議をするということで会場の承認を得ました」