韓国サムスン電子は16日、NTTドコモとKDDI(au)から17日に発売される腕時計型の情報端末「ギャラクシーギア」(価格は3万6540円)を報道陣に公開した。サムスンは「新しいスマートフォン(高機能携帯電話)生活を実現するツール」(幹部)と位置づけ、腕時計型端末で先行するソニーに対抗する。
ギアは、サムスンのスマホ新製品「ギャラクシーノート3」「ギャラクシーJ」と一緒に使う。目玉は、ギア専用に開発された無料通話アプリケーション「LINE(ライン)」でメッセージを確認したり、一部返信もできることだ。写真や動画を撮影し、交流サイト(SNS)に投稿することも可能という。
最大5色で展開する。日本では20~30代女性のほか、ビジネスマンに売り込み、身につける(ウエアラブル)端末の市場成長を牽引(けんいん)したい考えだ。
この日のイベントに登場したモデルの冨永愛さんは「スーツにもカジュアルな服にも合っておしゃれ。スマホを持たずに、メッセージを見たり、通話できたりするので、買い物や犬の散歩中も便利」と話していた。