関西の鉄道ICカードが「1円刻み」にできないワケ (2/3ページ)

2013.10.26 12:00

関西と首都圏のカード型IC乗車券。消費税8%化で対応が分かれたが…
関西と首都圏のカード型IC乗車券。消費税8%化で対応が分かれたが…【拡大】

 10円刻みで値上げした場合、増税分を料金に反映した上で、1円単位を四捨五入するか、切り上げるとみられる。例えば、200円の区間で単純計算すると、10円刻みでは四捨五入のケースで210円、1円刻みだと206円になる。

 関西で発行されるICカードは、JR西の「ICOCA(イコカ)」と私鉄などの「PiTaPa(ピタパ)」。発行枚数はそれぞれ、約853万枚と約245万枚で、利用客への普及率は定期外だと3~4割にとどまる。

 関西にはICカードが使えない郊外駅があり、回数券などの人気が根強い。自動券売機で買えるプリペイドカードの愛好者が多い上、ピタパは利用料金が後で金融機関の口座から引き落とされる方式で、「与信審査のためにカード発行に時間や手間がかかることも普及率低迷の一因」(関西私鉄幹部)とされている。

 1円刻みで運賃改定できれば、増税分をより細かく反映できるメリットがある。

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