清涼飲料最大手の日本コカ・コーラグループは27日、4月の消費税率引き上げに伴い、炭酸飲料「コカ・コーラ」などの自動販売機での販売価格を10円引き上げると発表した。
自販機では1円、5円硬貨が利用できないため大半の商品で価格を10円引き上げる一方、ミネラルウォーター「い・ろ・は・す」は価格を据え置くなど、引き上げ幅が全体で約3%となるよう調整する。
シェア2位のサントリー食品インターナショナルも同日、コカ・コーラと同じ方針で価格改定する考えを表明。ほかの大手メーカーも追従するとみられ、自販機飲料の値上げが幅広く実施される見通しとなった。
値上げに合わせコカ・コーラは、茶飲料「綾鷹」「爽健美茶」など500ミリリットルペットボトルの3商品を25ミリリットル増量する。