消費増税直前の３連休、駆け込み客盛況　ニトリなど家具・紙製品が好調 (1/3ページ)

　消費税率引き上げ直前の３連休となった２１～２３日の３日間、各地の小売店は増税前の駆け込み客でにぎわった。家具や化粧品など単価の高い商品や賞味期限のない紙製品が好調に動き、昨年比約４割増の売り上げがあった百貨店もあった。最後の土、日曜となる２９、３０の両日には、商品全般で駆け込み購入に走る人が増えるとみられ、百貨店や家電量販店などでは商戦が熱を帯びるととともに、店頭の混雑が激しくなりそうだ。

　３連休最終日の２３日午後、ニトリ成増店（東京都練馬区）は、家具や雑貨を買い求める人でごった返し、レジにはカートに商品を詰め込んだ買い物客が行列を作った。押し入れの収納ケースなど２万８０００円分の商品を購入した東京都豊島区の無職の女性（７６）は「３％といっても年金暮らしには負担なので、増税前に思い切って買うことにした」と話した。

今年は「大型家具を中心に例年の３割増」（ニトリ）