休日分散化を推進する星野リゾートの星野佳路代表(中央)ら5社の代表=3日、東京都中央区【拡大】
星野リゾートなど5社は3日、休日取得の分散に向けた取り組みを始めると発表した。社員が4月下旬から5月初めの大型連休中に出勤して後日、代休を取得するよう奨励。そのための福利厚生サービスを、参加企業間で提供する仕組みだ。
休日分散化に取り組むのは、同社のほか日本交通、ベネッセコーポレーション、保育サービス業ポピンズ、福利厚生サービス代行のベネフィット・ワンの4社。この4社の社員、約3000人は4月29日、5月5日、同6日の祝日に出勤し同12~14日の平日に代休を取得する。祝日に出勤する社員向けには、ポピンズが各職場に臨時託児所を開設。代休を取得する際は、星野リゾートやベネフィット・ワンが運営する宿泊施設を割引料金で利用できる。
星野リゾートの星野佳路代表は3日の会見で「国内の地域ブロックごとに、大型連休を分散取得できるよう政府に働きかけたい。まずは民間でやれることに取り組みたい」と説明。