ソニーは11日、2月に発売したパソコン「VAIO(バイオ) Fit 11A」で、内蔵するバッテリーパックが過熱して本体の一部が焼ける恐れがあるとして、利用者に使用中止を要請した。世界52カ国で約2万6千台(国内は約3600台)を販売。パソコンの一部が焼け焦げる事例が3件報告されたが、火災やけが人は出ていないという。
無償点検や修理などの対応を検討中で、2週間以内に詳細を発表する。ソニーはVAIOブランドのパソコン事業をファンドに売却し、撤退する計画だ。今回、使用中止を要請した製品はソニーとして発売した最後のシリーズの1つだった。
問い合わせはVAIOカスタマーリンクFit対応窓口フリーダイヤル0120・307009。