NTTドコモは14日、夏モデルのスマートフォン(高機能携帯電話)やタブレット端末計12機種を15日から順次発売すると発表した。このうちスマホ4機種とタブレット2機種は6月下旬から、国内で初めて、高速データ通信サービス「LTE」で音声通話も提供する「ボイス・オーバーLTE(ボルテ)」に対応する。
ドコモの加藤薫社長はこの日の発表会で、「定額制の新料金プランとボルテのクリアな品質により、音声通話のよさを見直していただきたい」と語り、音声通話の下げ止まりに期待感を示した。
夏モデルの商品ラインアップにはこのほか、非常用節電機能を搭載したスマホや従来型携帯電話も加えた。災害時などに動作する機能を最小限に抑え、電池残量15%の状態から約3日間待ち受け状態を維持できるという。高精細映像技術「4K」の動画の記録と再生ができる機種もそろえた。
同社はまた、装着型のウエアラブル端末など周辺機器を扱う新ブランド「ドコモセレクト」を立ち上げることも発表した。商品数は当初、時計型のウエアラブル端末やオーディオ機器約300点、6月末には約500点に拡充する。