米パソコン大手ヒューレット・パッカードは3日、タブレット端末にあらかじめインターネット接続環境を構築しておき、初回の起動後ただちにネットに接続できるサービス「HPデータパス」を日本で早期に開始する計画を明らかにした。インド西部ムンバイで開いた製品発表会で表明した。サービス提供に向け今後、日本の通信事業者などと協議するものとみられる。
HPデータパスは、タブレットの初回使用時に、ネット接続事業者との契約やさまざまな設定を行うことなく、すぐにネットを利用できるようにするサービス。携帯電話回線を使う無線接続のため、ケーブル類を取り回す必要もない。
対象国内であれば当初の2年間は、毎月、ネット閲覧容量250メガバイトまで無料で利用できる。
同社は各国の通信事業者などと提携してすでに欧州など世界11カ国でサービスを提供しているが、アジア市場にもサービスを広げ、タブレットの販売促進につなげることにした。