NECは21日、ニコンにeラーニングなどの社員研修をインターネット経由で一元管理できるクラウドサービスを提供したと発表した。8言語に対応し、海外拠点で同時に研修を実施できる。すでにニコンは本社の社員を対象に同サービスの利用を開始しており、2015年から子会社や海外拠点でも運用していく。
NECが提供するクラウドサービス「カルティーバグローバルエルエム」は、社員の受講状況を一元管理できるほか、受講促進メールの発信などもできる。また、システムの操作方法がわからない場合、日本語や英語、中国語で対応できるサービスもある。
ハードウエアを持たずにインターネット上で運用できるため導入までの期間を最大80%短縮できるという。ニコンは、今回、6カ月で導入を完了させた。NECは、外国人社員を多く抱える日系企業を中心に、同サービスの販売を拡大したい考えだ。