任天堂、健康分野でV字回復狙う 「快眠提案センサー」来年度投入

2014.10.30 12:30

経営方針説明会を開いた任天堂の岩田聡社長=30日午前、東京都内

経営方針説明会を開いた任天堂の岩田聡社長=30日午前、東京都内【拡大】

 任天堂の岩田聡社長は30日、東京都内で開いたアナリスト向け経営方針説明会で、1月に参入を表明していた健康事業について、睡眠状態を自動計測するセンサーを来年度中に投入することを明らかにした。睡眠状態を計測し、インターネット上で分析することで利用者の“快眠”のため最適な改善策を提示する。ゲーム機だけでなく、スマートフォンに接続しての利用も想定しているという。

 健康分野は、ウエアラブル(装着型)端末を利用した事業で他業種からの参入が相次いでおり、競争は激化している。任天堂が発売するセンサーは体に装着せず、枕元などに置いておくだけで睡眠状態を計測できるという。

 センサーは豪州の医療機器メーカー「レスメド」と共同開発する。岩田社長は「睡眠の質は健康に大きな影響を与える。利用者に負担をかけずに継続して使ってもらうことにこだわった」と強調した。

 岩田社長はこれまでに、健康分野でソフトとハードが一体となった新サービスを来年4月から始めると表明し、詳細については「年内に発表する」と説明していた。

 任天堂は29日に発表した平成26年9月中間連結決算で4年連続の営業赤字を計上したが、赤字幅は大幅に縮小。不振だった据え置き型ゲーム機「WiiU(ウィー・ユー)」も持ち直しており、年末商戦を前に収支改善を印象づけている。

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