日本航空と全日本空輸は21日、国内航空3位のスカイマークから要請を受けた羽田空港発着便の共同運航について、3月下旬に始まる夏ダイヤから実施を目指す考えを明らかにした。共同運航をめぐる調整は大詰めを迎えており、今月中に国土交通省に認可を申請する見通し。
両社は同日、2015年度の路線計画を発表した。日航の植木義晴社長は記者会見で「スカイマークから最終的な共同運航の案が提案され、社内で検証している。夏ダイヤの冒頭である3月29日から実施できるように工夫したい」と述べ、認可申請については「決して遠くない時期に結論を出したい」とした。
全日空幹部も「夏ダイヤからの共同運航を目指して調整を進めている。極力早く認可申請にこぎ着けたい」と話した。
スカイマークは羽田発着では札幌、神戸、福岡、鹿児島、那覇の5路線を展開。共同運航の対象は全日空とは5路線全て、日航とは神戸線を除く4路線となる方向だ。