市場調査会社のMM総研が5日に発表した、身につけるコンピューター「ウエアラブル端末」の国内市場予測によると、2015年度の販売台数は134万台(前年度比72%増)、20年度には573万台(同26%増)に拡大する。
市場の伸び悩みを反映し、前回調査より15年度は102万台、20年度は31万台下方修正した。日米の認知度比較では、米国が94.2%(前回は83.4%)だったが、日本は48.9%(同27.9%)で、約2倍の差がある。
下方修正の理由について、MM総研は「米グーグルがメガネ型端末の製造を中止したほか各社の端末販売も伸び悩んでいる」ことが市場の先行きに影響したもようだ。情報漏洩(ろうえい)や盗撮などプライバシー侵害の不安も根強いとしている。