米投資ファンドのベインキャピタルは23日、きのこ生産販売大手で東証2部上場の「雪国まいたけ」(新潟県南魚沼市)に対して株式公開買い付け(TOB)を実施し、子会社化することで検討中だと発表した。24日午後4時までに実施を決めるとしている。
実際にTOBをするのはベインキャピタル系の「BCJ-22」(東京都千代田区)。TOBの実施が決まれば、株式3587万2368株の51%にあたる1845万4521株を下限に買付けを行う。1株245円で24日から4月6日での期間とする。取得額は最大で約95億円の見通し。
ベインキャピタルはこのTOBを経て、雪国まいたけの完全子会社化を進める。
この発表が行われたのは取引時間前。取引開始後、雪国まいたけ株は一時前週末比80円高の287円まで上げ、昨年来高値のストップ高となった。午前10時すぎは50円高の257円で取引されている。