「独自システムで中堅・中小企業をサポートしたい」と語る藤田社長(左)と上宮専務【拡大】
助成金申請のサポートを行うユニプラス(京都市下京区)は、従業員がいる中堅・中小企業を対象とした「助成金無料診断」事業を開始した。
企業からの診断依頼は、メール(office@uni-plus.jp)か、FAX(03・6880・9201)で受け付ける。
依頼を受けたユニプラスは、(1)事業所をいくつ持っているのか(2)契約期間3年未満の有期雇用フルタイム労働者が何人いるのか(3)全体の従業員数(アルバイト・パート含む)は-などの質問を行い、回答によって適用可能な助成金を判定する。
キャリアアップ、キャリア形成促進、中小企業環境向上に関する各種助成金などから活用できるものを選定し、試算する。
助成金サポートビジネスは、一般的に着手金と成功報酬から成り立つが、着手金は返さないケースがほとんどで中堅・中小企業が活用をためらう要因となっている。これに対して、今回のビジネスモデルでは一定の手数料を得るが、助成が実現しなかった場合は原則として全額を返却する。
ユニプラスは1月に株式会社として発足。それまでに個人事業として約400社、助成金額ベースで約7億円の実績を残している。「事業の対象エリアも広がっている」(藤田剛社長)といい、関連事業も含めて「今後5年間で10億円の売り上げを目指す」(上宮隆弘専務)としている。